HOME庭園概要
堺は古来より大陸文化の上陸地のひとつとして大陸と日本を結ぶ重要な位置を占め、中世には遣明船の基地として大陸から渡来した先進技術や文化を日本文化へ昇華させることに貴重な役割を持つと同時に当時自由都市として栄えました。この日本庭園はこれらの歴史を背景にして作庭されました。庭園様式は『築山林泉回遊式』を用いています。
対岸には遥か中国大陸を望む名勝を模して造られており、全国各地で見られるような藩主が作った名庭園とは趣が異なる造りになっています。桃源台に発する水流は、 諸処に景勝を織り交ぜながらやがて大海にそそぐ景観を伝統的技術を駆使して、26.000平方メートルの中に盛り込んでいます。
市制100周年を記念し造られたこの庭園は静粛な観賞の場であると共に市民皆様の催し物等に広く利用していただけます。
総面積:26,000平方メートル
庭園形式:築山林泉廻遊式
設計:中根金作
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この建物は中世末期に納屋衆(のちに会合衆とも)呼ばれた堺の豪商たちが会合等に利用した集会所を想定して建てられたものです。
大海に見たてた池泉の河口の島にかかる2つの橋。
上流に石津渓、下流に池泉を望み、新緑の頃には、橋のたもとの柳をかすめて飛ぶ燕が眺められるといわれています。
古代より現在に至るまでの堺の人々の生活と文化を育んでいる石津川を表しています。
奥の桃源台を源流とし、穏やかな流れや勢いのある流れをつくり、最後は海へと流れ込みます。
泉北丘陵をあらわしており、平和の象徴である桃源郷では、桃、梅、牡丹など春になると花を楽しむことができます。
堺の友好都市中国の連雲港市から贈られた石に流れを彫み、曲水を再現しました。この曲水の流れの模様は花果山の石の中から生まれた孫悟空の顔に似ているといわれています。
初夏には花菖蒲や杜若が風情をきそう「杜若池」とその水辺に静かにたたずむ「青苔亭」
庭園を見下ろせる1番高い場所です。
中国江西省にある名勝『廬山』を模した築山。
この休憩舎の名は、そばに清く甘い泉が湧くことに由来します。
3月〜11月
9時から17時まで
(入園は16時30分まで)
12月〜2月
9時30分から16時30分まで
(入園は16時まで)
休園
毎週月曜日
(月曜が祝日の場合は翌平日 が休園となります)
年末年始